米国向けにHUAWEI Mate 10 Proを発表、携帯電話事業者は取り扱わず
- 2018年01月10日
- Android関連
中国のHuawei Technologies (華為技術)の米国法人であるHuawei Technologies USAはFDD-LTE/TD-LTE/W-CDMA/TD-SCDMA/GSM端末「HUAWEI Mate 10 Pro」を米国向けに発表した。
HUAWEI Mateシリーズのハイスペックなスマートフォンである。
OSにはAndroid 8.0 Oreo Versionを採用する。
独自ユーザインターフェースとしてEMUI 8.0を導入している。
チップセットは64bit対応のHUAWEI Kirin 970である。
CPUはクアッドコアの2.36GHzとクアッドコアの1.8GHzで計オクタコアとなっている。
なお、HUAWEI Kirin 970はAI対応のチップセットとしており、Neural Network Processing Unit (NPU)と呼ばれるAI処理専用のユニットが統合されている。
ディスプレイはHUAWEI FullView Displayと呼ばれる約6.0インチFHD+(1080*2160)有機ELを搭載する。
画素密度は402ppiに達し、アスペクト比は18:9の縦長ディスプレイとなっている。
カメラはリアに光学手ブレ補正に対応した約1200万画素裏面照射型CMOSイメージセンサと約2000万画素裏面照射型CMOSイメージセンサからなるデュアルカメラ、フロントに約800万画素CMOSイメージセンサを備える。
リアのデュアルカメラは約1200万画素裏面照射型CMOSイメージセンサがカラーセンサ、約2000万画素裏面照射型CMOSイメージセンサがモノクロセンサとなる。
Huawei TechnologiesはドイツのLeica Cameraと長期技術提携を締結しており、カメラにはLeica Cameraの技術が導入されている。
通信方式はFDD-LTE 2600(B7)/2100(B1)/1900(B2)/ 1800(B3)/1700(B4/B9)/ 1500(B32)/900(B8)/850(B5)/ 800(B6/B18/B19/B20/B26)/ 700(B12/B17/B28) MHz, TD-LTE 2600(B38)/2500(B41)/ 2300(B40)/1900(B39) MHz, W-CDMA 2100(I)/1900(II)/1700(IV)/ 900(VIII)/850(V)/800(VI/XIX) MHz, TD-SCDMA 2000(B34)/1900(B39) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応する。
LTE DL Category 18、キャリアアグリゲーション(CA)を高度化した5コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(5CC CA)、256QAM、4×4 MIMOに対応し、通信速度は下り最大1.2Gbpsとなる。
なお、下り最大1.2Gbpsは3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)に加えて、すべての搬送波で256QAMと4×4 MIMOを同時に適用して実現する。
LTEネットワーク上で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)を利用できる。
SIMカードはシングルSIMで、サイズはNano SIM (4FF)サイズである。
Bluetooth 4.2や無線LAN IEEE 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz and 5.xGHz Dual-Band)やNFC Type A/Bにも対応している。
システムメモリの容量は6GBで、内蔵ストレージの容量は128GBとなる。
IP67に準拠した防水性能や防塵性能を備える。
電池パックは内蔵式で、容量は4000mAhとなっている。
充電端子は表裏の区別が不要なUSB Type-Cを採用する。
リアには指紋認証センサを搭載しており、セキュリティ性能を高めている。
カラーバリエーションはTitanium Grey、Mocha Brown、Midnight Blueの3色を用意している。
米国では2018年2月4日から2018年2月17日まで事前予約を受け付け、価格は799米ドル(約90,000円)に設定されている。
なお、HUAWEI Mate 10 Proは米国の移動体通信事業者(MNO)が取り扱うことが有力視されていたが、携帯電話事業者側が取り扱いを中止する決断を下した模様である。
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