Nokiaブランドの携帯端末を展開するHMD globalがAshaの商標を取得

フィンランドのHMD globalはAshaの商標を取得したことが分かった。

欧州連合知的財産庁(European Union Intellectual Property Office：EUIPO)で情報が開示されており、HMD globalがAshaの商標を取得したことを確認できる。

Ashaは過去にフィランドのNokiaがフィーチャーフォンで展開していたシリーズ名である。

なお、Ashaはインドの連邦公用語であるヒンディ語で希望を意味する。

米国のMicrosoftがNokiaの携帯端末事業を買収時、Ashaの商標も買収する資産に含まれていた。

厳密にはAshaの商標はMicrosoftの子会社でフィンランドのMicrosoft Mobileが保有していたが、HMD globalは2018年1月9日付けでAshaの商標を取得した。

HMD globalはNokiaの子会社であるNokia Technologiesとブランドライセンス契約を締結し、グローバルでスマートフォンを中心にNokiaブランドを冠した携帯端末を展開している。

Ashaの商標を取得したことで、HMD globalがAshaシリーズのフィーチャーフォンを復活させる可能性もある。

なお、HMD globalはNokiaと直接的な資本関係はないが、Nokiaの本社が所在するNokia Campus Espoo内に本社を設置しており、多くのNokiaの元社員が所属しているほか、取締役にはNokia Technologiesからも人員が送られている。

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