Telia CompanyとTurkcellがアゼルバイジャンのAzercellを売却
- 2018年03月06日
- 海外携帯電話
スウェーデンのTelia Companyは同社の子会社でオランダのFintur Holdingsがアゼルバイジャンの移動体通信事業者(MNO)であるAzercellの持ち株会社の株式を売却すると発表した。
Fintur HoldingsはトルコのAzertel Telekommunikasyon Yatirim Dis Ticaretの株式51.3%を保有しているが、そのすべてをアゼルバイジャンのAzerbaijan International Telecom (AzInTelecom)に売却することで合意したという。
なお、Azertel Telekommunikasyon Yatirim Dis TicaretはAzercellの全株式を保有する持ち株会社で、売却先となるAzerbaijan International Telecomはアゼルバイジャン政府が全額出資である。
取引総額は2億2,200万ユーロ(約289億円)に達する。
Fintur HoldingsはTelia CompanyとトルコのTurkcell Iletisim Hizmetleriが共同出資しており、持分比率はTelia Companyが58.55%、Turkcell Iletisim Hizmetleriが41.45%となっている。
Telia Companyは北欧諸国とバルト三国に集中する戦略で、それに伴い2015年9月にユーラシア大陸の7ヶ国、具体的にはネパール、タジキスタン、カザフスタン、ウズベキスタン、ジョージア、モルドバ、そしてアゼルバイジャンから撤退する方針を発表しており、Fintur HoldingsによるAzertel Telekommunikasyon Yatirim Dis Ticaretの売却はTelia Companyの戦略と一致する。
すでにネパールとタジキスタンでは撤退を完了し、ジョージアとアゼルバイジャンでは売却先が決まっている。
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