ロシア当局がLGエレクトロニクスを価格操作で調査、競争法違反が確認される
- 2018年03月09日
- Android関連
ロシアの政府機関で競争関連法令の運用を管轄するFederal Antimonopoly Service of the Russian Federation (連邦反独占庁:以下、FAS Russia)は韓国(南朝鮮)のLG Electronicsのロシア法人であるLG Electronics RUSが競争法に違反したと発表した。
LG Electronics RUSは事業者間の競争を制限する合意および協調行為の禁止を定めた競争法第11条への違反が確認できたという。
ロシア国内の代理店に対してLG Electronics RUSは推奨小売価格を設定しており、推奨小売価格の強制的な修正を実施したほか、推奨小売価格を守らない場合は制裁の発動を通知した。
代理店の販売価格をLG Electronics RUSが管理する状況となり、販売価格の固定化につながった。
FAS RussiaはLG Electronics RUSの行為について、競争法第11条の5で規定される契約相手方に不利益な契約条件の強要に抵触すると判断し、LG Electronics RUSに対して罰金を命じる予定と説明している。
なお、FAS Russiaの調査ではロシア国内で販売されるLG Class (LG-H650E)、LG Magna (LG-H502, LG-H502F)、LG Spirit (LG-H422)、LG L90 (LG-D410)、LG K5 (LG-X220DS)、LG K7 (LG-X210DS)、LG K8 (LG-K350E)、LG K10 LTE (LG-K430ds)、LG G3 (LG-D855)、LG G3s (LG-D724)、LG G4 (LG-H818)、LG G4c (LG-H522y)、LG G4s (LG-H736)、LG G5 SE (LG-H845)、LG X Power (LG-K220DS)、Google Nexus 5 (LG-D821)を対象に実施した。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。