タイのdtacが2018年Q1の業績を発表
- 2018年04月29日
- 海外携帯電話
ノルウェーのTelenorは2018年第1四半期の業績を発表した。
Telenor傘下でタイの移動体通信事業者(MNO)であるTotal Access Communicationの2018年第1四半期の業績が判明している。
2018年第1四半期の売上高は前年同期比0.6%増の47億8,100万ノルウェークローネ(約659億5,872万円)、EBITDAは前年同期比25.2%増の20億7,300万ノルウェークローネ(約285億9,913万円)、EBITDAマージンは前年同期比8ポイント増の43%となった。
前年同期比で増収増益を達成したことになる。
タイバーツ(THB)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)は前年同期比6%増の245タイバーツ(約849円)である。
2018年第1四半期末の事業データも公開されている。
移動体通信サービスの加入件数は前年同期比10%減の2,181万2,000件となった。
ネットワークの強化が不十分なことなどが影響して加入件数は減少が止まらず、8四半期連続で減少を記録した。
ピークは2015年第1四半期末の2,842万7,000件で、ピーク時より23.3%も減らしたことになる。
なお、Total Access Communicationはブランド名をdtacとして展開しており、Telenorによる経済的持分は65.02%である。
タイではTrue Corporationと2位の座を争い、長らく維持していた2位の座を奪われた。
Total Access Communicationは顧客が流出しているが、一方でTrue Corporationは2018年4月に顧客情報が流出しており、True Corporationの勢いが鈍化する可能性もある。
また、Total Access Communicationは2018年4月にTOTと周波数の借用契約で合意し、ネットワークの大幅な強化を実現する見込みで、Total Access Communicationにとって好材料が増えている。
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