ロシアのRostelecom、政府職員はSailfish OSのスマホを使用するよう要請
- 2018年06月02日
- 海外携帯電話
ロシアの通信事業者であるRostelecomはロシア政府職員に対してSailfish Mobile OS RUSを採用したスマートフォンを利用するよう求めていることが外国メディアの報道で分かった。
Rostelecomはロシア政府職員がSailfish Mobile OS RUSを採用したスマートフォンの利用を義務化する連邦政府政令の草案作成をロシア政府に対して要求したという。
Sailfish Mobile OS RUSはロシアのOpen Mobile PlatformとロシアのVotronが開発を手掛けており、厳密にはSailfish OSと異なる。
Open Mobile PlatformがSailfish OSの開発を担うフィンランドのJollaとライセンス契約を締結し、Sailfish OSベースでロシア向けにカスタマイズしたスマートフォン向けOSとしてSailfish Mobile OS RUSの開発を進めており、事実上のロシア国産OSに近い位置付けを狙っている。
米国企業への依存を減らす目的や、国家安全保障上の懸念に対処する目的があるとされている。
RostelecomはOpen Mobile PlatformおよびVotronの株式それぞれ75%ずつを取得することで合意しており、Sailfish Mobile OS RUSはRostelecomが保有するスマートフォン向けOSとなる。
Rostelecomとしてはロシア政府職員にSailfish Mobile OS RUSを採用したスマートフォンの利用を義務化させることで、Sailfish Mobile OS RUSの普及に繋げる狙いもあると思われる。
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