パラオのPT Wavesが第2の携帯電話事業者として新規参入

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パラオのPalau Equipment Company Inc. (PECI)の子会社であるPalau Communications & Electronics Company (PCEC)は同国で第2の移動体通信事業者(MNO)として新規参入した。

ブランド名をPT Wavesとして展開する。

米国(アメリカ)のFairwavesにネットワークの構築を完全に委託し、通信方式はまずGSM方式を運用しており、2019年にFDD-LTE方式を導入する計画である。

また、FairFiとして無線LANサービスも提供するという。

パラオでは国有企業のPalau National Communications Corporation (パラオ国立通信公社：PNCC)が移動体通信分野を長らく独占していたが、2006年に台湾のViamedia Mobile Corporation (汎美達電信)が子会社のPalau Mobile Corporation (PMC)を通じて新規参入した。

しかし、Palau Mobile Corporationは2014年7月にすべての事業を停止して撤退し、再びPalau National Communications Corporationの独占状態となっていた。

新たに制定された規則に基づき、2017年12月より少なくとも2年間は移動体通信事業者の新規参入は認められないため、少なくとも2019年12月までは撤退がない限りPalau National Communications CorporationとPalau Communications & Electronics Companyの2社体制が続くことになる。

なお、パラオの人口は約2万人程度とされている。

PT Waves