サムスン電子、米AT&Tにも5G通信設備を供給へ
- 2018年08月24日
- 海外携帯電話
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)は米国の移動体通信事業者(MNO)であるAT&T Mobilityにも第5世代移動通信システム(5G)に対応した通信設備を供給する見込みであることが韓国メディアの報道で分かった。
Samsung ElectronicsはAT&T Mobilityと5G通信設備の供給契約を締結するため詰めの交渉に入っており、早ければ2018年9月にも正式に5G通信設備の供給契約を締結できると伝えられている。
先にSamsung Electronicsは米国の移動体通信事業者であるVerizon Wirelessと5G通信設備の供給契約を締結している。
米国における加入件数ベースでVerizon Wirelessは1位、AT&T Mobilityは2位であり、Samsung ElectronicsはAT&T Mobilityと5G通信設備の供給契約を締結できれば、米国で1位と2位の移動体通信事業者を5G通信設備の顧客として確保できることになる。
北米の通信設備市場ではスウェーデンのEricssonやフィンランドのNokiaを含む北欧の企業が掌握していたが、5Gの導入を機会にSamsung Electronicsの巻き返しが期待される。
また、北米以外では中国のHuawei Technologies (華為技術)が存在感を示しているが、米国、英国、豪州ではHuawei Technologiesを排除する動きがあり、米国の伝統的な友好国が米国に追従してHuawei Technologiesを排除する可能性が指摘されるなど、Samsung ElectronicsがHuawei Technologiesの排除に伴う反射的利益を享受するとの期待感も出ている。
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