シンガポールのSingtel Mobile SingaporeがLTEを下り最大1.5Gbpsに高速化へ
- 2018年09月18日
- 海外携帯電話
シンガポールのSingapore Telecommunications (新加坡電信:Singtel/新電信)の全額出資子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるSingtel Mobile SingaporeはスウェーデンのEricssonと協力してLTEサービスの通信速度を下り最大1.5Gbpsに高速化すると明らかにした。
キャリアアグリゲーション(CA)を高度化した5コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(5CC CA)と256QAMおよび4×4 MIMOを適用して下り最大1.5Gbpsを実現するという。
5CC CAの組み合わせはCA_1A-3C-7A-38Aとなる模様で、FDD-LTE方式の2.1GHz帯(Band 1)の15MHz幅が1搬送波、1.8GHz帯(Band 3)の隣接した20MHz幅と10MHz幅がそれぞれ1搬送波ずつ、2.6GHz帯(Band 7)の20MHz幅が1搬送波、TD-LTE方式の2.6GHz帯(Band 38)の15MHz幅が1搬送波となる見込み。
20ストリームまで利用できるLTE DL Category 20に対応した端末であれば、すべての搬送波で256QAMおよび4×4 MIMOを適用するとほぼ1.5Gbpsの下り最大1496Mbps程度に達すると思われる。
下り最大1.5Gbpsに対応したスマートフォンは2019年に発売される予定と案内しており、通信モデムとして下り最大2GbpsのLTE DL Category 20に対応したQualcomm Snapdragon X24 LTE Modemが統合されたチップセットを搭載する可能性が高い。
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