中国移動が成都地下鉄で5Gを導入、2.5GHz帯を利用
- 2019年01月12日
- 海外携帯電話
中国を拠点とする香港特別行政区のChina Mobile (中国移動)の子会社で四川省の移動体通信事業者(MNO)であるChina Mobile Group Sichuan Company (中国移動通信集団四川)は第5世代移動通信システム(5G)を四川省の省都・成都市にある成都地鉄で導入した。
5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式に準拠する。
周波数は2.5GHz帯を利用しており、NR Bandではn41となる。
なお、2.5GHz帯は5Gのトライアル向け周波数としてChina Mobile Group Sichuan Companyを含めたChina Mobile傘下の中国の移動体通信事業者に割当されている。
5Gのトライアルの一環で成都地鉄の7号線および10号線の太平園駅で5Gを導入しており、5Gを通じて高速なインターネット接続を実現する無線LANサービスを整備したという。
中国全土の地下鉄駅において5Gを導入した事例は太平園駅が初めてである。
成都市はChina Mobileの5G業務示範都市のひとつに選定されている。
5G業務示範都市では5Gを活用したサービスのトライアルなどを実施しており、China Mobile Group Sichuan Companyは5Gネットワークの構築や5Gを活用したサービスのトライアルを継続的に進めてきた。
China Mobile Group Sichuan Companyは5Gのトライアルを通じて5Gのプレ商用に向けて強固な基盤を築き、ネットワーク強国、デジタル中国、スマート社会の建築に貢献すると表明している。
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