タイ当局、10月末に2Gを終了する計画を承認
- 2019年01月24日
- 海外携帯電話
タイの政府機関で電気通信分野の規制を担う国家放送通信委員会(National Broadcasting Telecommunications Commission:NBTC)は2019年10月末に第2世代移動通信システム(2G)サービスを終了する計画を承認した。
タイでは複数の移動体通信事業者(MNO)が2GとしてGSM方式を導入したが、2Gサービスの加入者は大幅に減少しており、2Gネットワークの維持は移動体通信事業者にとって負担となっている。
そのため、タイの移動体通信事業者は2Gサービスの終了を望んでおり、国家放送通信委員会に2Gサービスの終了を認めるよう求めていた。
国家放送通信委員会の理事会は移動体通信事業者の要望を受けて、2019年10月31日に2Gサービスを終了するよう検討してきた。
国家放送通信委員会の理事会が2019年10月31日に2Gサービスを終了する計画を承認したことで、タイの移動体通信事業者(MNO)と協力して2Gサービスを終了するための措置を講じる。
2Gサービスを終了するための措置には2Gサービスの加入者に対する周知活動などが含まれている。
また、国家放送通信委員会は2Gのみに対応した携帯端末は輸入しないよう販売業者および輸入業者などに求めている。
タイでは2018年12月末時点で2Gサービスの加入件数が520万件で、移動体通信サービスの加入件数全体の4%前後にとどまると推定されている。
2Gサービスの終了に伴い、第5世代移動通信システム(5G)への周波数の転用も見据えており、タイでは2020年末頃に5Gを導入することを目指すという。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。