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サムスン電子が2019年Q1の暫定業績を発表、60%減益に



韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)は2019年4月5日付けで金融監督院(Financial Services Commission:FSC)の電子公示システムを通じて2019年第1四半期の暫定業績を発表した。

暫定業績は業績の速報値であり、韓国採択国際会計基準に基づいて推定された暫定的な売上高予想および営業損益予想となる。

最終的な数値とは異なる場合も少なくないが、株主や投資家に対して迅速に情報を開示する目的で暫定業績を公表している。

2019年第1四半期の連結売上高は52兆韓国ウォン(約5兆1,123億円)、営業利益は6兆2,000億韓国ウォン(約6,095億円)となる見込みである。

連結売上高は前期比12.27%減、前年同期比12.27%減、営業利益は前期比42.59%減、前年同期比60.36%減となり、前期比および前年同期比で減収減益となる見通し。

Samsung Electronicsは暫定業績の発表に先立ち、大幅な減益を記録する見込みと予告していた。

ディスプレイ事業とメモリ事業の業績悪化が主な原因という。

ディスプレイ事業では液晶パネルは需要が減少する閑散期であることに加えて、持続的な価格競争の激化、中国企業の供給力の拡大に伴う供給単価の下落幅の拡大、フレキシブル有機ELパネルは大型顧客の需要の減少が影響した。

メモリ事業も需要が減少する閑散期で、それに加えて製品の価格の下落幅がSamsung Electronicsの当初の見込みを上回った。

厳しい経営環境を改善するために、短期的には技術的な優位性を確保して製品の強化を図り、効率的なリソースの運用を通じて価格競争力の改善を推進する方針である。

中長期的には主力事業の競争力の向上と将来の持続的な成長のために戦略的な研究開発への投資などを継続する計画という。

なお、Samsung Electronicsは改めて投資家やアナリストなどを対象とした企業説明会を開催し、最終的な2019年第1四半期の業績を正式に発表する予定である。

Samsung Electronics

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