NTTドコモがIoT向けLTE規格のNB-IoTを提供
- 2019年04月09日
- docomo-総合
NTT DOCOMOはNB-IoTの提供を開始すると発表した。
NB-IoTの提供は2019年4月25日より開始する。
NB-IoTは標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で規定されたIoT向けのLTE規格である。
NTT DOCOMOが導入するNB-IoTは3GPPが定める標準化規格のRelease 13で規定されたLTE UE Category NB1に準拠している。
帯域幅は180kHzと非常に狭い帯域幅となり、通信速度は下り最大27kbps/上り最大64kbpsとなる。
非常に狭い帯域幅を利用して低速通信を行うことで、すでにNTT DOCOMOが提供するLTE-Mより低い消費電力を期待できる。
なお、NTT DOCOMOが導入するLTE-Mは3GPPが定める標準化規格のRelease 13で規定されたLTE UE Category M1に準拠し、通信速度は下り最大300kbps/上り最大375kbpsとなっている。
NB-IoTでは搭載する機能や処理するデータ量を削減し、端末への実装の簡易化を図ることで、NB-IoTに対応した通信モジュールの低価格化も期待できる。
NTT DOCOMOがすでに実装しているIoT通信機器の消費電力を低減する通信技術であるeDRXと組み合わせることで、さらなる省電力化を図れるという。
NB-IoTは通信モジュールの低価格化や省電力化に特化し、少量かつ低頻度のデータ通信に適するが、通信中に移動する用途には非対応となる。
NTT DOCOMOが動作確認を実施したNB-IoTに対応した通信モジュールはMurata Manufacturing (村田製作所)およびカナダのSierra Wirelessなどが提供する予定である。
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