ベトナムVingroup系列で使えるVinIDカードを発行、スマホ購入時も利用可能
- 2019年04月29日
- Report
ベトナムの首都・ハノイ市を訪問して家電量販店などベトナムのVingroupの系列企業で利用できるVinIDカードを発行したので紹介する。
ハノイ市ではVingroup傘下のVinIDが提供するVinIDカードを発行した。
VinIDカードはVingroup傘下の企業が展開する複数の小売店などで利用可能で、支払時にVinIDカードを提示するとポイントを付与もしくはポイント分が購入代金から割引される。
なお、ポイントを付与する対象製品の範囲や付与率は小売店などによって異なる。
ポイントの付与から24時間後にはポイントを商品の購入代金に充当できる。
VinIDカードはVinMartのカスタマーサービスのカウンターですぐに無料で発行できた。
VinMartでは店舗によって手荷物を預ける必要があり、手荷物を預ける場所がカスタマーサービスのカウンターとなる。
なお、Vingroupはベトナム最大の複合企業であり、Vingroup傘下のVincommerce General Commercial ServicesがスーパーマーケットのVinMartやコンビニエンスストアのVinMart+を運営している。
VinMartとVinMart+はいずれもポイントの付与率は3%となっている。
VinIDカードの申請書はベトナム語と英語が併記されているため、ベトナム語が分からなくとも申請書を記入するにあたり困ることはない。
注意点としてVinIDカードの登録にはベトナム国内の電話番号が必要で、あらかじめベトナム国内でSIMカードを入手しておきたい。
VinIDカードを取得できれば、商品を購入時にレジで提示するだけでよい。
レジでは物理的なVinIDカードの代わりにVinIDのアプリケーションを使用しても問題ない。
VinIDのアプリケーションは登録した電話番号にワンタイムパスワードはSMSで送られるため、ワンタイムパスワードを入力してログインする。
VinIDのアプリケーションではVinIDカードのバーコードを表示できるため、それをVinIDカードの代わりに提示して使える。
VinMart+で商品を購入後に領収書を確認すると、購入金額が38,300ベトナムドンであればその3%は1,149ベトナムドンで1ポイントを付与、購入代金が84,400ベトナムドンであればその3%は2,532ベトナムドンで3ポイントが付与されていた。
1ポイントは1,000ベトナムドンとなるため、4ポイントを使える状態で商品を購入すると自動で4,000ベトナムドンが割引されており、ポイント残高から4ポイントが差し引かれた。
なお、VinMartはVingroup傘下のVincom Retailが運営する商業施設であるVincom Plaza、Vincom Center、Vincom Mega Mall、Vincom+に入居することが多い。
Vingroupは傘下のVinpro business and trading serviceが展開する家電量販店のVinProも展開しており、VinProでスマートフォンを購入時にVinIDカードを利用することもできる。
VinProでは様々なスマートフォンを取り扱っており、当然ながら高額な商品ほどポイントの付与も大きい。
Vingroup傘下のVinsmart research and manufactureはVsmartのブランド名でスマートフォンを展開しているが、VsmartのスマートフォンもVinProで販売している。
VinProでスマートフォンを購入してポイントを貯め、VinMartやVinMart+で食料品や土産品などの購入でポイントを使うことも可能である。
また、VinMartやVinMart+の運営を担うVincommerce General Commercial Servicesは電子商取引サイトのadayroi.comも運営しており、adayroi.comもポイントを付与する対象となっている。
adayroi.comでは付与率が2%であるが、adayroi.comに出店するVinProおよびVinMartでは実店舗と同じく3%の付与率が適用される。
ベトナムを訪問する機会があれば、VinIDカードを活用してみてはどうだろうか。
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