ラッキータウンテレビがTD-LTE互換の地域BWA高度化方式の免許取得、桑名市などで
- 2019年04月26日
- Regional BWA
三重県のLucky Town TVは地域広帯域移動無線アクセス(以下、地域BWA)の高度化方式の無線局免許を取得したことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が電波利用ホームページに掲載した情報から判明している。
Lucky Town TVは2019年4月15日に地域BWAの高度化方式の無線局免許を取得した。
無線局免許の数は3局で、送受信所は2局が三重県桑名市、1局が三重県員弁郡東員町となっている。
制御所が大阪府大阪市西区であるため、兵庫県のHanshin Cable Engineering (阪神ケーブルエンジニアリング:HCE)のコア設備を利用することが分かる。
地域BWAは制度改正によって従来のWiMAX方式より高速な通信速度などを実現する地域BWAの高度化方式の導入が認められ、地域BWAの高度化方式としてLTE (TDD)方式と高い互換性を確保したAXGP方式またはWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式(WiMAX R2.1 AE方式)の運用が可能となった。
Lucky Town TVはHanshin Cable Engineeringのコア設備を利用するため、通信方式はHanshin Cable Engineeringと同じくAXGP方式を採用する。
通信速度は下り最大220Mbps/上り最大10Mbpsとなる。
なお、下り最大220Mbpsは4×4 MIMOを適用時で、2×2 MIMOを適用時は下り最大110Mbpsである。
Lucky Town TVは桑名市に本社を置く企業で、多度町および長島町を除く桑名市と員弁郡東員町を営業区域としている。
なお、桑名市多度町はCHUBU CABLE NETWORK COMPANY (中部ケーブルネットワーク:CCNet)、桑名市長島町はCTYが営業区域としており、これまでに桑名市内ではCTYが2018年4月11日付けで1局の地域BWAの高度化方式の無線局免許を取得したことが分かっている。
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