タイのdtacが2019年Q1の業績を発表
- 2019年05月07日
- 海外携帯電話
dtacブランドを展開するタイのTotal Access Communicationは2019年第1四半期の業績を発表した。
2019年第1四半期の連結売上高は前年同期比2.1%増の196億6,000万タイバーツ(約686億円)、EBITDAは前年同期比26.6%減の61億2,900万タイバーツ(約214億円)、EBITDAマージンは前年同期比12.2ポイント減の31.2%、当期純利益は前年同期比7.1%増の14億800万タイバーツ(約49億円)となった。
前年同期比で増収増益を達成したことになる。
2019年第1四半期末の事業データも公開されている。
移動体通信サービスの加入件数はTotal Access Communicationのポストペイド契約が前年同期比100%減の0件、プリペイド契約が前年同期比100%減の0件、dtac TriNetのポストペイド契約が前年同期比13.7%増の619万4,000件、プリペイド契約が前年同期比9.6%減の1,453万2,000件、すべての合計が前年同期比7.0%減の2,072万6,000件となった。
なお、Total Acess Communicationはタイの移動体通信事業者(MNO)であるCAT Telecomとの周波数の借用契約に基づいてサービスを提供していたが、すでにTotal Acess Communicationとしてはサービスの提供を終了したため、加入件数は0件となっている。
dtac TriNetはTotal Access Communicationの子会社で、周波数の利用免許をdtac TriNetが直接的に取得してサービスを提供している。
Total Access Communicationのdtac TriNetに対する持分比率は99.99%である。
移動体通信サービスの加入件数のうち、ポストペイド契約の比率が29.9%、プリペイド契約の比率が70.1%となり、加入件数は減少傾向にあるが、ポストペイド契約の比率は上昇傾向にある。
2019年第1四半期に限定したタイバーツ(THB)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)はポストペイド契約が前年同期比1.3%減の553タイバーツ(約1,931円)、プリペイド契約が前年同期比9.7%減の136タイバーツ(約475円)、ポストペイド契約とプリペイド契約の総合が前年同期比0.7%増の251タイバーツ(約876円)となった。
なお、Total Access CommunicationはノルウェーのTelenorの子会社で、Telenorによる経済的持分は間接的に65.02%である。
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