業績悪化のHTCが2019年4月の月間売上高を発表、7割減で上場後最低に
- 2019年05月07日
- 海外携帯電話
台湾のHTC (宏達国際電子)は2019年5月6日付けで2019年4月の月間売上高を発表した。
2019年4月の月間売上高は前年同期比71.77%減、前月比54.85%減の5億9,300万台湾ドル(約21億2,220万円)となった。
前年同期比で7割超、また前月比で5割超の大幅な減収を記録している。
台湾証券取引所に上場した2002年3月以降の月間売上高としては、過去最低記録を更新したことになる。
上場後の過去最低記録は2019年1月と2019年2月にも更新したため、2019年だけで3回目の更新となった。
また、上場後に月間売上高が10億台湾ドル(約35億8,050万円)を下回るのは2019年2月に次いで2回目で、2019年は業績の悪化が深刻化している。
全盛期の2011年9月には月間売上高が453億8,800万台湾ドル(約1,625億1,173万円)まで達したが、2019年4月は全盛期のわずか1.31%にとどまる。
なお、2019年4月までの2019年の累計売上高は前年同期比67.52%減の35億3,700万台湾ドル(約126億6,423万円)となった。
業績の悪化は主にスマートフォン事業の不振が影響しており、慢性的にスマートフォンの販売低迷で苦戦しているが、2019年に入って状況はさらに悪化している。
また、VR (仮想現実)事業の強化も推進しているが、中核事業であるスマートフォン事業の不振を補える状況ではない。
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