ベトナムのMobiFoneが5Gトライアルのライセンスを取得
- 2019年05月02日
- 海外携帯電話
ベトナムの移動体通信事業者(MNO)であるMobiFone Corporationは第5世代移動通信システム(5G)のトライアルのためのライセンスを取得したと発表した。
MobiFone Corporationはベトナムの政府機関で電気通信分野などの規制を担う情報通信省(Ministry of Information and Communications:MIC)より5Gのトライアルのためのライセンスを取得したという。
5Gのトライアルのためのライセンスは2019年4月23日から2020年4月22日まで有効となっている。
有効期間のうちにベトナムの首都・ハノイ市、ハイフォン市、ダナン市、ホーチミン市において、指定の周波数を利用して5Gのトライアルを実施できる。
複数の通信機器ベンダと協力して大規模な5Gのトライアルを実施し、5Gの商用化に向けて性能などを評価する方針を示している。
MobiFone Corporationはベトナムで最初に設立された国有の移動体通信事業者で、情報通信省が直接的に所有していたが、所有権がスーパー委員会とも呼ばれる国家資本管理委員会(Commission for the Management of State Capital at Enterprises:CMSC)に移管された。
国有企業改革を一括して行う国家資本管理委員会の主導によって、株式会社化や外部資本の受け入れを進める計画である。
なお、ベトナムではViettel Group (軍隊工業通信グループ)の従属会計単位で同国の移動体通信事業者であるViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupが5Gのトライアルのためのライセンスを取得しており、すでに5Gの基地局をハノイ市で開設している。
MobiFone CorporationはViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupに続いてベトナムで2番目に5Gのトライアルのためのライセンスを取得した移動体通信事業者となった。
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