ファーウェイがMateBookの新機種開発を中断か、米制裁の影響で
- 2019年06月14日
- Windows関連
中国のHuawei Technologies (華為技術)はHUAWEI MateBookシリーズのノートパソコンの開発および納入を中断したことが台湾メディアの報道で分かった。
サプライチェーン筋による情報として伝えられており、Huawei Technologiesとその関係会社が米国政府の制裁対象に指定されたことで、Huawei Technologiesは米国原産のソフトウェアや半導体などの調達が困難となったため、ノートパソコンの納入ができなくなったという。
また、新機種の開発を中断したことも伝えられている。
Huawei Technologiesやその関係会社は米国の政府機関である商務省(Department of Commerce:DOC)傘下の産業安全保障局(Bureau of Industry and Security:BIS)よりEntity Listに指定された。
Entity Listの指定を受けた者と個人や事業体を含む米国人または外国人が特定の米国原産の物品、ソフトウェア、技術などを取引する場合、産業安全保障局より発行されたライセンスの取得が必要である。
ただ、ライセンスの発行は原則として拒否されるため、Entity Listの指定を受けた者は特定の米国原産の物品、ソフトウェア、技術などの取り扱いが困難となる。
Huawei TechnologiesはHUAWEI MateBookシリーズでノートパソコンを展開しており、米国企業であるMicrosoftが提供するWindowsやIntelなどが提供する半導体などを使用しているが、ノートパソコンに必要な米国企業が提供するソフトウェアや半導体が規制対象のため調達できなくなった可能性が考えられる。
なお、Microsoftは米国向けのMicrosoft StoreでHUAWEI MateBook 13およびHUAWEI MateBook X Proを販売していたが、Huawei TechnologiesがEntity Listに指定されてすぐに販売を中止した。
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