マレーシアのDigiが2019年Q2の業績を発表
- 2019年08月19日
- 海外携帯電話
マレーシアのDigi.Comは2019年第2四半期の業績を発表した。
2019年第2四半期の連結売上高は前年同期比4.3%減の15億4,900万マレーシアリンギット(約407億円)、EBITDAは前年同期比2.1%減の7億5,200万マレーシアリンギット(約198億円)、EBITDAマージンは前年同期比1.1ポイント増の49%、当期純利益は前年同期比7.8%増の4億1,400万マレーシアリンギット(約108億円)となった。
移動体通信サービスの売上高は前年同期比3.6%減の14億200万マレーシアリンギット(約368億円)で、そのうち音声通話が前年同期比23.9%減の4億1,400万マレーシアリンギット(約109億円)、データ通信が前年同期比8.2%増の9億8,500万マレーシアリンギット(約259億円)となっている。
音声通話の需要は低下が続いており、一方でデータ通信の需要は伸長している。
また、連結売上高のうち移動体通信サービスが90.5%を占めており、Digi.Comにとって移動体通信事業が最大の事業と分かる。
2019年第2四半期末時点の事業データも公開されている。
移動体通信サービスの加入件数は前年同期比2.5%減の1,136万4,000件となった。
すべての移動体通信サービスの加入件数のうち、ポストペイド契約が292万6,000件、プリペイド契約が843万8,000件である。
ポストペイド契約の比率は25.7%、プリペイド契約の比率は74.3%で、ポストペイド契約の比率が上昇傾向にあるが、依然としてプリペイド契約が多数の状況となっている。
また、データ通信サービスの加入件数は929万6,000件となった。
移動体通信サービスの加入件数のうち、データ通信サービスの加入率は81.8%に上昇した。
2019年第2四半期に限定したマレーシアリンギット(MYR)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)はポストペイド契約が70マレーシアリンギット(約1,838円)、プリペイド契約が29マレーシアリンギット(約762円)、ポストペイド契約とプリペイド契約の総合が40マレーシアリンギット(約1,051円)である。
なお、Digi.Comは完全子会社のDigi Telecommunicationsを通じて移動体通信事業を展開している。
Digi.Comの筆頭株主はノルウェーのTelenorで、TelenorによるDigi.Comの経済的持分は49%となっている。
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