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ファーウェイがロシア国産OSのスマホを2019年中に発売へ、露当局者が明かす



中国のHuawei Technologies (華為技術)は2019年中にロシア国産OSとして開発を進めるAuroraをOSに採用したスマートフォンを発売することがロシアメディアの報道で分かった。

ロシアメディアの報道によると、ロシアのデジタル発展・通信・マスメディア副大臣はHuawei Technologiesが2019年後半にAuroraをOSに採用したスマートフォンを発売すると明らかにしたという。

すでにHuawei TechnologiesはAuroraを開発するロシアのOpen Mobile Platformと協力しているとのことである。

なお、Auroraを採用したスマートフォンの機種数、スペック、具体的な発売時期などその他の詳細は伝えられていない。

これまでに、デジタル発展・通信・マスメディア大臣がHuawei Technologiesの幹部と会談した際に、デジタル発展・通信・マスメディア大臣がHuawei TechnologiesにAuroraの採用を打診したことが分かっていた。

ロシア政府側が積極的にAuroraの採用を働きかけており、ロシア政府の立場としてロシア国内でAuroraを普及させる狙いがあると思われる。

Auroraは旧名称がSailfish Mobile OS RUSで、フィンランドのJollaが開発したSailfish OSをベースとしており、Android向けのアプリケーションも動作する。

ロシアではOpen Mobile PlatformがJollaとライセンス契約を締結し、Sailfish Mobile OS RUSの開発を主導してきた。

2018年にはRostelecomがOpen Mobile Platformの株式の75%を取得し、RostelecomがOpen Mobile Platformの経営権を握った。

Rostelecomは普通株式の53%をロシア政府組織が所有する国有企業で、国有企業の傘下入りしたOpen Mobile Platformはロシア政府の意向を反映してSailfish Mobile OS RUSをロシア国産OSとして開発を進めた。

ロシア独自色を強める狙いなどで名称をAuroraに変更しており、特に政府組織内や企業内での利用を想定しているという。

CNews

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