米Sprint向けOnePlus 7 Pro 5GのEN-DCの組み合わせが判明
- 2019年09月01日
- Android関連
中国のOnePlus Technology (Shenzhen) (深圳市万普拉斯科技)製のNR/LTE/W-CDMA/CDMA2000/GSM端末「GM1925」が2019年8月28日付けで連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)を通過した。
FCC IDは2ABZ2-GM1925。
モバイルネットワークはNR (TDD) 2500(n41) MHz, LTE (FDD) 2600(B7)/2300(B30)/1900(B2/B25)/ 1700(B4/B66)/850(B5)/800(B26)/ 700(B12/B13/B17)/600(B71) MHz, LTE (TDD) 2600(B38)/2500(B41) MHz, W-CDMA 1900(II)/1700(IV)/850(V) MHz, CDMA2000 1900(BC1)/800(BC0/BC10) MHz, GSM 1900/850 MHzで認証を受けている。
Bluetooth、無線LAN、NFCの周波数でも通過している。
無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応しており、2.4GHz帯に加えて5GHz帯も利用できる。
GM1925はOnePlus 7 Pro 5Gの型番のひとつである。
SoftBank Groupの子会社で米国の移動体通信事業者(MNO)であるSprint向けのOnePlus 7 Pro 5Gとなり、すでにSprintより公式に発表されている。
Sprintが提供するTrue Mobile 5Gを利用できる。
True Mobile 5Gは標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定されたNR方式に準拠した5Gサービスで、周波数はNR (TDD) 2500(n41) MHzである。
NR方式にはNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)と、NR方式とLTE方式が連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)が規定されているが、ノンスタンドアローンのみに対応している。
ノンスタンドアローンではNR方式を利用するためにはアンカーバンドとなるLTE方式への常時接続が必要となり、LTE方式とNR方式のデュアルコネクティビティ(EN-DC)技術によってNR方式への接続を実現する。
FCCでは米国で利用できるEN-DCの組み合わせが公開されており、DC_26A_n41AおよびDC_41A_n41Aに対応するため、Sprintのネットワークで利用できるEN-DCの組み合わせはDC_26A_n41AおよびDC_41A_n41Aになると解釈できる。
LTE (FDD) 800(B26) MHzおよびLTE (TDD) 2500(B41) MHzがアンカーバンドとして機能することが分かる。
これまで、Sprintが発売したTrue Mobile 5Gに対応したスマートフォンにはアンカーバンドがLTE (TDD) 2500(B41) MHzのみとなる機種も存在し、OnePlus 7 Pro 5Gではより多くのEN-DCの組み合わせに対応することになる。
なお、中国の認証から判断すると、中国向けのOnePlus 7 Pro 5Gも型番がGM1925となる模様で、Sprint向けのOnePlus 7 Pro 5Gと中国向けのOnePlus 7 Pro 5Gはハードウェアを共通化した可能性がある。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。