HUAWEI Kirin 990およびHUAWEI Kirin 990 5Gを発表、Mate 30シリーズに搭載へ
- 2019年09月08日
- その他モバイル端末
中国のHuawei Technologies (華為技術)は完全子会社のHiSilicon Technologies (深圳市海思半導体)を通じて開発した携帯端末向けチップセット「HUAWEI Kirin 990」および「HUAWEI Kirin 990 5G」を発表した。
スマートフォンを筆頭にハイエンドの携帯端末向けに開発された高性能なチップセットである。
プロセスルールはHUAWEI Kirin 990が7nmプロセス技術、HUAWEI Kirin 990 5Gが7nm+EUVプロセス技術を採用している。
CPUはデュアルコアのARM Cortex-A76、デュアルコアのARM Cortex-A76、クアッドコアのARM Cortex-A55のトライクラスタで構成しており、合計でオクタコアとなっている。
動作周波数はHUAWEI Kirin 990がそれぞれ2.86GHz、2.09GHz、1.86GHz、HUAWEI Kirin 990 5Gがそれぞれ2.86GHz、2.36GHz、1.95GHzである。
GPUは16コアのARM Mali-G76 GPUを搭載している。
人工知能(AI)に対応したチップセットとしてNeural Network Processing Unit (NPU)と呼ばれるAI処理専用のユニットが統合されている。
高性能な通信モデムも統合されており、HUAWEI Kirin 990は通信方式がLTE/W-CDMA/TD-SCDMA/CDMA2000/GSM方式、HUAWEI Kirin 990 5GはNR/LTE/W-CDMA/TD-SCDMA/CDMA2000/GSM方式となる。
HUAWEI Kirin 990 5Gでは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式にも対応している。
NR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成と、NR方式とLTE方式が連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成を利用できる。
NR方式のみの通信速度は下り最大2.3Gbps/上り最大1.25Gbpsに達する。
HUAWEI Kirin 990およびHUAWEI Kirin 990 5Gは2019年9月19日に発表されるHUAWEI Mate 30シリーズのスマートフォンで最初に搭載することが決まっている。
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