カタールのVodafone Qatarが5G国際ローミングを開始
- 2019年11月27日
- 海外携帯電話
カタールの移動体通信事業者(MNO)であるVodafone Qatarは国際ローミングで第5世代移動通信システム(5G)を提供すると発表した。
Vodafone Qatarと英国の移動体通信事業者であるVodafoneが締結したローミング協定に基づき、Vodafone Qatarの加入者は英国で国際ローミングを利用時にVodafoneのネットワークで5Gサービスを利用できる。
Vodafone Qatarは中東で最初に5G国際ローミングを開始した移動体通信事業者とアピールしている。
なお、Vodafoneはスペイン、ドイツ、イタリアで5G国際ローミングを提供しており、カタールは5G国際ローミングの対象となっていない。
Vodafone Qatarの加入者向けにVodafoneのネットワークを利用した5G国際ローミングを開始したことから、近いうちにカタールでVodafone Qatarのネットワークを利用した5G国際ローミングを開始する可能性がある。
Vodafoneは英国のVodafone Groupの完全子会社であるが、Vodafone QatarはVodafone Groupと資本関係がない。
過去に、Vodafone QatarはVodafone Groupの関連会社であったが、Vodafone Groupは2018年3月29日付けでVodafone Qatarの株式を売却して資本関係を解消した経緯がある。
ただ、Vodafone GroupとVodafone Qatarは資本関係の解消と同時に、ブランドライセンス契約や国際ローミングを含めた事業協力の継続で合意した。
そのため、資本関係を解消後もVodafone QatarはVodafone Groupが保有するVodafoneブランドを維持し、事業協力の成果としてVodafone Groupの子会社であるVodafoneとの5G国際ローミングも実現できた。
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