NTTドコモ、京都府で5Gの無線局免許を取得
- 2019年11月28日
- docomo-総合
NTT DOCOMOは総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の近畿総合通信局より京都府で商用の第5世代移動通信システム(5G)の無線局免許を取得したことが分かった。
京都府内では2019年11月6日付けで2局、2019年11月18日付けで2局、総務省が運用する電波利用ホームページで確認できる範囲では2019年11月27日までに合計で4局の5Gの無線局免許を取得したことが判明している。
2019年11月6日付けで無線局免許を取得した5Gの無線局の送受信所は1局が京都市下京区、もう1局が京都市南区となり、2019年11月18日付けで無線局免許を取得した5Gの無線局の送受信所は2局とも相楽郡精華町である。
周波数はすべて4.5GHz帯のみとなっている。
これまで、NTT DOCOMOは近畿総合通信局管内では大阪府および兵庫県で5Gの無線局免許を取得していたが、ようやく京都府でも5Gの無線局免許を取得した。
NTT DOCOMOは5G向け周波数としてサブ6GHz帯の3.7GHz帯および4.5GHz帯、ミリ波(mmWave)の28GHz帯の割当を受けている。
5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式の導入が決定しており、NR Bandは3.7GHz帯がn78、4.5GHz帯がn79、28GHz帯がn257となる。
NTT DOCOMOの説明によるとサブ6GHz帯は比較的広いカバレッジを確保できるため、面的なカバーに活用する方針で、ミリ波は広いカバレッジを確保できないが、高速通信が求められる場所で活用するという。
3.7GHz帯および28GHz帯は衛星システムと周波数を共用しており、無線局の開設には干渉の確認を必要とするが、4.5GHz帯ではその必要がない。
4.5GHz帯は無線局免許の取得が容易で、3.7GHz帯、4.5GHz帯、28GHz帯のうち4.5GHz帯が最も展開しやすいとも説明しており、日本全国でNTT DOCOMOが取得した5Gの無線局免許のうち周波数別では4.5GHz帯が最も多い状況である。
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