ベトナムの科学技術大臣、ベトナム製スマホを会談の贈り物に
- 2019年12月15日
- Android関連
ベトナムの科学技術大臣は同国製のスマートフォンを会談時の贈り物に選んだことが分かった。
韓国を訪問したベトナムのチュー・ゴック・アイン科学技術大臣は韓国の崔起栄科学技術情報通信部長官と会談を行った。
ベトナムメディアによると、会談に際してチュー・ゴック・アイン科学技術大臣は崔起栄科学技術情報通信部長官への贈り物としてベトナムのVinsmart research and manufactureが製造したスマートフォン「Vsmart Live」を選んだという。
会談に同席した通訳の証言として、Vsmart Liveを手渡す際に携帯電話製造大国として誇りを表明して自国産のスマートフォンを紹介したと伝えられている。
ベトナムと韓国の科学技術分野の規制当局のトップ同士の会談において、ベトナム企業がベトナム国内で製造したスマートフォンを贈り物に選択することで、ベトナムの科学技術の発展を対外的にアピールする狙いがあると解釈されている。
ベトナムと韓国はスマートフォン分野で密接な繋がりがある。
出荷台数を基準に韓国最大手で世界最大手でもあるSamsung Electronics (サムスン電子)は製造拠点の中心を韓国からベトナムに移管し、多くのスマートフォンをベトナムで製造している。
韓国で2番目の規模のLG Electronicsも製造拠点の中心を韓国からベトナムに移管しており、主要な韓国企業がベトナムでスマートフォンを製造する状況にある。
特にSamsung Electronicsが製造拠点をベトナムに開設したことで、ベトナムにおけるスマートフォンの製造台数が急増した。
これにより、実際にベトナムは携帯電話製造大国のひとつに成長し、ベトナム経済にも多大な恩恵をもたらしている。
ただ、製造拠点を移管した韓国企業に頼るだけではなく、Vinsmart research and manufactureなどベトナム企業もスマートフォンの開発に乗り出し、複数のベトナム企業がベトナム国内でスマートフォンの製造を開始している。
Vinsmart research and manufactureはベトナム国内に2ヶ所の工場を開設し、国際展開にも着手するなど急速に事業規模を拡大しており、韓国メディアではベトナムのSamsung Electronicsと表現されることもある。
Vsmart LiveはそんなVinsmart research and manufactureが展開するVsmartブランドのラインナップで最上位のスマートフォンであり、ベトナム政府として携帯電話製造大国の企業が開発したスマートフォンとしてアピールするためにVsmart Liveを選択したと思われる。
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