韓国のSK Telecom、仁川都市鉄道でLTE-Rを構築へ
- 2019年12月17日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者(MNO)であるSK Telecomは仁川都市鉄道でLTE-R (LTE-Railway)を構築すると発表した。
SK Telecomは仁川広域市より仁川都市鉄道でLTE-Rを構築する事業者として選定されており、SK Telecomと仁川広域市は仁川都市鉄道におけるLTE-Rの構築契約を締結したという。
LTE-Rの構築契約に基づいて、SK Telecomは仁川都市鉄道1号線の29駅と29.4kmにわたる区間、仁川都市鉄道2号線の27駅と29.1kmにわたる区間でLTE-Rを構築する。
仁川都市鉄道を運営するIncheon Transit Corporation (仁川交通公社)の中央管制室にコア設備を設置し、仁川都市鉄道1号線および仁川都市鉄道2号線の沿線に基地局を整備する計画である。
2020年12月までに竣工することを目指す。
これまで、韓国における鉄道無線は3方式が混在して運用されているが、鉄道統合無線網としてLTE方式をベースに最適化したLTE-Rへの置き換えおよび統一を進めており、すでに複数の路線でLTE-Rの運用を開始している。
SK Telecomはソウル地下鉄、釜山都市鉄道、金浦都市鉄道でLTE-Rを構築した実績がある。
また、全羅線におけるLTE-Rの構築に係る最優先交渉者にも選定されており、LTE-Rの構築で優れた競争力を保有するとアピールした。
長期にわたり蓄積した最高の移動通信技術で完璧なLTE-Rを構築するとの決意を示している。
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