サウジアラビアでstcの商用5G NRを体験
- 2019年12月20日
- Report
サウジアラビアの移動体通信事業者(MNO)でstcのブランドで展開するSaudi Telecom Companyの第5世代移動通信システム(5G)サービスに加入した。
標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)が5Gの要求条件を満たすために規定したNR方式に準拠した5Gサービスは2019年4月より複数の移動体通信事業者が商用化しているが、筆者はまだ商用の5Gサービスを体験できていなかった。
5Gサービスを商用化した移動体通信事業者の多くがポストペイド向けに5Gサービスを提供しているが、一部の移動体通信事業者はプリペイド向けにも5Gサービスの提供を開始しており、日本の移動体通信事業者が5Gサービスを商用化する前に一足早く5Gサービスを体験しようと考えた。
5Gサービスの導入初期の特徴として高速通信などが挙げられるが、100MHz幅以上の帯域幅でNR方式を運用する移動体通信事業者に絞って渡航先などを選定した。
この時点で、サウジアラビアを含めた中東の複数の国が候補に残っていた。
サウジアラビアは査証の関係から、非ムスリムにとっては入国が非常に難しい国として日本では知られており、筆者自身も5Gに関係なくいつか訪問したい国と思っていた。
そんなところで、2019年9月下旬にサウジアラビアが同国史上初の観光査証を導入し、オンラインで査証を取得できるようになった。
そのため、サウジアラビアに渡航して同国を代表する移動体通信事業者であるSaudi Telecom Companyの5Gサービスを試すことを決めた。
詳細は改めて記事を執筆するが、プリペイドでもSaudi Telecom Companyの5Gサービスを利用できた。
Saudi Telecom CompanyのNR基地局の近くでは通信速度が下りは1.2Gbps以上に達した。
こんなにも簡単にサウジアラビアに入国できるとは、そして人生初の商用の5GサービスがSaudi Telecom Companyになるとは、一昔前までは考えられなかった。
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Saudi Telecom Companyの店舗 (リヤド市)
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Saudi Telecom Companyの5Gで通信速度を測定
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