NTTドコモが2019年度Q3の業績を発表、FOMAは2千万件を下回る
- 2020年01月30日
- docomo-総合
NTT DOCOMOは2019年度(2020年3月期)第3四半期の業績を発表した。
2019年12月31日に終了した9ヶ月間となる2019年度第3四半期累計の営業収益は前年同期比3.8%減の3兆5,160億3,700万円、営業利益は前年同期比12.7%減の7,878億5,100万円、株主に帰属する当期純利益は前年同期比10.7%減の5,423億1,300万円となった。
前年同期比で減収減益を記録したことが分かる。
セグメント別の業績も公表している。
通信事業の営業収益は前年同期比6.6%減の2兆8,058億5,800万円、営業利益は前年同期比15.1%減の6,514億200万円、スマートライフ領域の営業収益は前年同期比9.9%増の7,347億6,300万円、営業利益は前年同期比1.3%増の1,364億4,900万円となった。
なお、スマートライフ領域にはスマートライフ事業のほか、通信事業以外のその他の事業も含まれる。
2019年12月31日時点の事業データも公開されている。
携帯電話サービスの契約数は前年同期比2.8%増の約7,967万件となった。
すべての携帯電話サービスの契約数のうち、LTE方式を利用できるLTE(Xi)サービスは前年同期比11.3%増の約5,989万7,000件、W-CDMA方式を利用できるFOMAサービスは前年同期比16.5%減の約1,977万2,000件である。
携帯電話サービスの契約数における契約種別の比率はLTE(Xi)サービスが約75.2%、FOMAサービスが約24.8%となる。
FOMAサービスの契約数は減少に転じてから初めて2,000万件を下回り、全体の4分の1も下回った。
NTT DOCOMOは2026年3月31日にFOMAサービスの提供を終了する計画である。
携帯電話サービスの契約数のうちスマートフォンおよびタブレットの利用数は前年同期比4.5%増の約4,145万8,000件となった。
携帯電話サービスの契約数におけるスマートフォンおよびタブレットの利用数の比率は約52.0%となる。
また、2019年12月31日に終了した3ヶ月間となる2019年度第3四半期に限定して、端末販売台数は総数が526万3,000台、うち新規販売数が239万2,000台、スマートフォンおよびタブレットが296万1,000台、うちタブレットが23万1,000台である。
総合ARPU (1回線当たり月間平均収入)は前年同期比2.5%減の4,710円に低下し、うち総合ARPUのモバイルARPUが4,180円、ドコモ光ARPUが530円となった。
MOU (1回線当たり月間平均通話時間)は前年同期比1.5%減の135分である。
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