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サムスン電子が2019年Q4の業績を発表、スマホ事業は回復傾向に



韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)は2019年第4四半期および2019年通期の業績を発表した。

2019年第4四半期の連結売上高は前年同期比1.05%増の59兆8,848億韓国ウォン(約5兆5,041億円)、当期純利益は前年同期比38.23%減の5兆2,271億韓国ウォン(約4,804億円)となった。

また、2019年通期の連結売上高は前年比5.48%減の230兆4,009億韓国ウォン(約21兆1,781億円)、当期純利益は前年比50.98%減の21兆7,389韓国ウォン(約1兆9,301億円)である。

四半期単位と通期ともに大幅な減益を記録したことになる。

半導体部門におけるDRAMの価格下落が大きく影響したほか、ディスプレイパネル部門における中小型ディスプレイパネルの価格下落、韓国ウォン(KRW)安も負の影響を及ぼしたという。

事業部門別の業績も公表されている。

無線事業やネットワーク事業などを担当するIM (IT&Mobile Communications)部門は売上高が前年同期比7.0%増の24兆9,500億韓国ウォン(約2兆2,931億円)、営業利益は前年同期比66.9%増の2兆5,200韓国ウォン(約1,838億円)となり、回復傾向を見せた。

IM部門のうちスマートフォンを含めた携帯端末などを担当する無線事業はフラッグシップのスマートフォンの販売台数が減少したが、年末商戦の効率的なマーケティングの運営が功を奏したほか、中低価格帯が中心のSamsung Galaxy Aシリーズの主要なスマートフォンは好調な結果を残した。

中低価格帯のラインナップの再編が成功してSamsung Galaxy Aシリーズは好調の模様である。

IM部門のうち基地局など通信設備を担当するネットワーク事業は日本や米国などで第5世代移動通信システム(5G)の通信設備の納入が増加したが、韓国では2019年上半期のうちに5Gの整備が進んだため、韓国国内の5Gの通信設備の納入は減少に転じたという。

2020年の展望にも言及しており、無線事業では5Gに対応したスマートフォンや新たなデザインを適用したフォルダブルスマートフォンを投入してプレミアムなラインナップを拡充する計画である。

プレミアムなラインナップを強化する一方で、中低価格帯のラインナップも継続して強化する方針を示している。

ネットワーク事業は2019年と比べて韓国における5Gに関連した事業規模が縮小する見込みであるが、グローバルで事業基盤を強化して積極的に韓国国外で5Gに関連した事業を推進すると表明した。

なお、日本ではKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)向けに5Gの通信設備を納入することが分かっている。

Samsung

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