シンガポール第4の携帯電話事業者TPG Telecomが商用化、20年ぶり新規参入
- 2020年03月31日
- 海外携帯電話
シンガポールのTPG Telecom Pte. Ltd. (以下、TPG Telecom Singapore)は移動体通信事業者(MNO)として携帯通信サービスを商用化した。
2020年3月31日より移動体通信事業者として正式に携帯通信サービスの提供を開始している。
料金プランはポストペイドプランでTPG 50GB SIM Only Planの1種類を用意する。
月額料金は10シンガポールドル(約760円)で、50GBの国内データ通信容量、300分の国内音声通話、30分の国内SMSが含まれる。
2020年5月1日からは特定の国と地域で国際ローミングの利用が可能となる予定で、国際ローミングのデータ通信容量は1GBとなっている。
開通費は無料で、SIMカードの交換が必要な場合は5シンガポールドル(約380円)で交換できる。
TPG Telecom Singaporeは豪州のTPG Telecom Limitedの完全子会社で、2016年12月に新規参入の免許を取得し、移動体通信事業者として新規参入することが決まった。
当初は2018年後半に商用化する計画を示していたが、2019年1月よりトライアルとして無料で試験的な携帯通信サービスを提供するにとどまり、商用化が大幅に遅れていた。
1年以上の延期を経てようやく商用化したことになる。
低廉な料金で提供することで、子供、外国からの労働者、2台目や3台目の需要を狙うという。
プリペイドプランはTPG 50GB SIM Only Planと同等の内容で遅れて提供する計画である。
シンガポールでは1994年3月にSingtel Mobile Singaporeが同国初の移動体通信事業者として携帯通信サービスの提供を開始した。
1997年4月にはM1、2000年4月にはStarHub Mobileが新規参入を果たしたが、StarHub Mobileを最後に移動体通信事業者の新規参入はなく、TPG Telecom Singaporeは約20年ぶりの新規参入となった。
また、シンガポールでは初めて移動体通信事業者が4社体制となる。
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