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中国移動傘下の西藏移動、エベレストで5Gを開始



China Mobile (中国移動)として事業を行う中国のChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団)の子会社でチベット自治区の移動体通信事業者(MNO)であるChina Mobile Group Xizang Company (中国移動通信集団西藏:Xizang Mobile/西藏移動)はエベレスト(チョモランマ)で第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を導入した。

China Mobile Group Xizang Companyがエベレストで設置したNR方式の基地局は5局で、2020年4月19日までに5,300mの地点と5,800mの地点に3局、2020年4月25日までに6,500mの地点に2局を設置したという。

NR方式の導入に伴いノンスタンドアローン(NSA)構成でアンカーバンドとして機能する第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式も整備しており、3局のLTE方式の基地局も設置したことを明らかにしている。

基地局は中国のHuawei Technologies (華為技術)から調達しており、優れたパフォーマンスを確保する目的で12人の技術者が24時間体制で勤務する。

China Mobile Communications Groupの移動体通信事業は一級行政区である4の直轄市、22の省、5の自治区でそれぞれ異なる子会社を通じて展開している。

中国とネパールにまたがるエベレストは中国側の一級行政区がチベット自治区であることから、エベレストにおけるChina Mobile Communications Groupの移動体通信事業はChina Mobile Group Xizang Companyの管轄となっている。

なお、エベレストでは中国の移動体通信事業者であるChina Telecom (中国電信)もNR方式の基地局を設置したことが分かっている。

China Telecomは5,300mの地点に設置したため、China Mobile Group Xizang Companyが最も標高が高い地点にNR方式の基地局を設置していることになる。

ネパールの移動体通信事業者はNR方式を導入していない。

China Mobile

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