SHARP AQUOS R5Gには4型番が存在、楽天モバイル版または海外版か
- 2020年04月26日
- Rakuten-総合
SHARPが開発したスマートフォン「SHARP AQUOS R5G」には4種類の型番が存在することが分かった。
SHARP製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「W-113A, DD2495A及びXH-DD0295」が2020年1月22日付けでTelecom Engineering Center (TELEC)の認証を通過した。
モバイルネットワークはNR (TDD) 3700(n77)/3500(n78) MHz, LTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/ 1500(B11)/900(B8)/ 800(B18/B19)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 3500(B42)/2500(B41) MHz, W-CDMA 2100(I)/900(VIII)/800(VI/XIX) MHzで認証を受けている。
Bluetoothおよび無線LANの周波数でも通過しており、無線LANは2.4GHz帯に加えて5GHz帯も利用できる。
DD2495Aは機器名称を「DD2495A又はSHG01」としてJATEの認証を通過しているため、SHG01のメーカー型番であることが確定している。
SHG01はKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)よりauのラインナップ向けに「AQUOS R5G SHG01」として発表されている。
すなわち、同一機器としてTelecom Engineering Centerの認証を通過したW-113A、DD2495A、XH-DD0295はすべてSHARP AQUOS R5Gのメーカー型番と断定できる。
メーカー型番の規則からW-113AはSoftBank向けの「AQUOS R5G (908SH)」に該当する可能性が高い。
XH-DD0295は詳細が不明であるが、NTT DOCOMO向けの「AQUOS R5G SH-51A」が対応するNR (TDD) 4500(n79) MHzやLTE (FDD) 1500(B21) MHzでは認証を受けていないため、少なくともAQUOS R5G SH-51Aではない。
なお、AQUOS R5G SH-51Aは「HMSA-0001又はSH-51A」としてJATEの認証を通過しているため、メーカー型番がHMSA-0001であることが確定しており、Telecom Engineering Centerの認証は個別に取得している。
したがって、XH-DD0295はAQUOS R5G SH-51A、AQUOS R5G SHG01、AQUOS R5G (908SH)ではなく、第4のSHARP AQUOS R5Gの型番となる。
Rakuten Mobile (楽天モバイル)向け、仮想移動体通信事業者(MVNO)向け、海外向けのいずれかが選択肢として考えられる。
仮想移動体通信事業者が早期に第5世代移動通信システム(5G)を提供する可能性は考えにくく、またNTT DOCOMOのネットワークを利用した仮想移動体通信事業者が多い状況で、NTT DOCOMOが運用するNR (TDD) 4500(n79) MHzやLTE (FDD) 1500(B21) MHzには対応しないことから、仮想移動体通信事業者向けの可能性は低いと推測している。
SHARPは台湾で販売する海外向けもTelecom Engineering Centerの認証を取得するため、Rakuten Mobile向けか海外向けの可能性が高いと思われる。
移動体通信事業者として2020年4月8日に商用化したRakuten Mobileは2020年6月に5GのNR方式を導入する計画で、5Gの導入に合わせて対応したスマートフォンを取り扱うことは確実である。
Rakuten MobileはSHARP製スマートフォンを取り扱った実績が豊富であるため、Rakuten Mobileの5Gに対応したラインナップとしてSHARP AQUOS R5Gが登場することは十分に想定できる。
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