サムスン電子、フォルダブルスマホもベトナムで製造へ
- 2020年06月08日
- Android関連
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)は折り畳めるフォルダブルディスプレイを搭載したフォルダブルスマートフォンをベトナムの工場で製造することが分かった。
これまで、Samsung Electronicsはフォルダブルスマートフォンとして横折りのSamsung Galaxy FoldおよびSamsung Galaxy Fold 5G、縦折りのSamsung Galaxy Z Flipを日本を含めたグローバルで発売しており、中国では移動体通信事業者(MNO)のChina Telecom (中国電信)と協力してSamsung Galaxy Fold 5GをベースとしたSamsung W20 5Gも発売した。
Samsung Galaxy Fold、Samsung Galaxy Z Flip、Samsung W20 5GはいずれもSamsung Electronicsが直接的に運営する慶尚北道亀尾市に所在する工場で製造してきた。
Samsung Electronicsは日本向けを含めたグローバル向けのスマートフォンは大半をベトナムで製造している。
ベトナムでは2社の子会社を通じてスマートフォンを製造するための工場を運営しており、具体的にはシンガポールのSamsung Asiaを通じて完全所有するSamsung Electronics Vietnamがバクニン省、同じくSamsung Asiaを通じて完全所有するSamsung Electronics Vietnam Thai Nguyenがタイグエン省で工場を運営する。
これまで、ベトナムの工場ではフォルダブルスマートフォンを製造していないが、ようやくベトナムの工場でもフォルダブルスマートフォンを製造する模様である。
中国の認証機関である中国強制認証(China Compulsory Certification:CCCまたは3C)を2020年6月4日付けでSamsung Electronics製のSM-F7070が通過しており、製造者はSamsung Electronics Vietnam Thai Nguyenと記載されている。
型番規則や認証情報からSamsung Galaxy Z Flipの第5世代移動通信システム(5G)に対応したモデルとなることは決定的で、Samsung Galaxy Z Flipの5G版はSamsung Electronics Vietnam Thai Nguyenがベトナムのタイグエン省で製造することになる。
5Gに対応したスマートフォンも当初は韓国で製造し、遅れてベトナムでも製造を開始するようになった。
フォルダブルスマートフォンも同様に当初は韓国で製造しているが、ベトナムでも製造を順次開始すると推測できる。
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