スウェーデンの3 Swedenが5Gサービスを6月17日に開始、Xperia 1 IIなどが対応
- 2020年06月13日
- 海外携帯電話
スウェーデンの移動体通信事業者(MNO)で3 (Tre)として展開するHi3G Accessは第5世代移動通信システム(5G)を商用化すると発表した。
2020年6月17日よりNR方式に準拠した5Gサービスの提供を開始する予定である。
5Gサービスの提供を開始する日程は都市によって異なり、まずは2020年6月17日からはマルメおよびルンドの一部で5Gサービスの提供を開始する。
また、2020年6月22日からはスウェーデンの首都・ストックホルム、ウプサラ、ヘルシングボリ、ヴェステロースの一部でも5Gサービスの提供を開始することが決まっている。
個人顧客は3Surfa、法人顧客は2019年1月15日以降に加入していれば、追加料金なしで自動的に5Gサービスの利用が可能となる。
5Gサービスに対応した端末としては5機種のスマートフォンを用意しており、中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI P40、HUAWEI P40 Pro、HUAWEI P40 lite 5G、Sony Mobile Communications製のSony Xperia 1 II、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のXiaomi Mi 10を取り扱う。
また、5Gを製品名に冠したスマートフォンとして韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20 5G、Samsung Galaxy S20+ 5G、Samsung Galaxy S20 Ultra 5Gを取り扱うが、5Gサービスを商用化する時点でSamsung Galaxy S20 5G、Samsung Galaxy S20+ 5G、Samsung Galaxy S20 Ultra 5Gでは5Gサービスを利用できない。
Hi3G AccessはSamsung Electronicsと協議を進めており、近い将来にSamsung Galaxy S20 5G、Samsung Galaxy S20+ 5G、Samsung Galaxy S20 Ultra 5Gで5Gサービスの利用が可能になると見込んでいるが、時期などを含めて確定した事項はない。
5Gの通信方式はNR方式を導入しているが、既存の周波数でNR方式を導入しているため、通信速度は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と同等かそれよりわずかに高速な程度という。
5G向け周波数の割当が行われ、広い帯域幅を確保できれば、より高速な5Gサービスを提供できると説明している。
これまでに、スウェーデンの移動体通信事業者としてはTele2 SverigeおよびTelia Sverigeが5Gサービスを商用化しており、Hi3G Accessはスウェーデンで3番目に5Gサービスを商用化した移動体通信事業者となった。
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