豪州のTPG TelecomとVodafone Australiaの合併、最終承認を取得
- 2020年06月28日
- 海外携帯電話
豪州のTPG Telecom Limited (以下、TPG Australia)および豪州の移動体通信事業者(MNO)でVodafone Australiaとして展開するVodafone Hutchison Australia (VHA)は合併の最終的な承認を取得したと発表した。
TPG AustraliaおよびVodafone Hutchison Australiaは合併に必要な最終的な承認を2020年6月26日にニューサウスウェールズ州最高裁判所より取得したという。
これにより、TPG AustraliaおよびVodafone Hutchison Australiaは先に提示していた通り2020年7月13日付けで合併することが正式に決まった。
Vodafone Hutchison AustraliaはTPG Australiaの株式の全部を取得して統合し、Vodafone Hutchison Australiaの社名をTPG Telecom Limited (以下、新TPG Telecom)に変更する予定である。
新TPG Telecomに対する持分比率はVodafone Hutchison Australiaの既存の所有者が50.1%、TPG Australiaの既存の所有者が49.9%となる。
また、TPG Australiaはシンガポールの移動体通信事業者であるTPG Telecom Pte. Ltd (以下、TPG Singapore)を完全所有しているが、新TPG TelecomはTPG Singaporeを承継しない。
TPG AustraliaはTPG Singaporeを分離し、新設した豪州のTuasがTPG Singaporeを承継することが決まっている。
なお、TPG Australiaは完全子会社で豪州のTPG Internetを通じて移動体通信事業者として新規参入することを計画していたが、Vodafone Hutchison Australiaとの合併が決定してから新規参入の計画を撤回した。
TPG SingaporeはRakuten Mobile (楽天モバイル)より第5世代移動通信システム(5G)の関連技術の提供を受けることで合意している。
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