楽天モバイルがRCPでインド企業と連携、楽天はAltiostarに追加出資
- 2020年09月24日
- 海外携帯電話
Rakuten (楽天)の完全子会社で移動体通信事業者(MNO)のRakuten Mobile (楽天モバイル)はインドのTech MahindraとRakuten Communications Platform (RCP)の展開に向けて連携することで合意に達したと発表した。
合意に基づきTech MahindraはRakuten Mobileが推奨するパートナー企業としてRakuten Communications Platformを利用する通信事業者や企業などの顧客向けに技術とソフトウェアを提供し、Rakuten Communications Platformを通じたモバイルネットワークの開発と展開を支援する。
Tech MahindraはRakuten MobileにIT (情報技術)、セキュリティシステム、ネットワークに関する管理サービスを提供するほか、将来的にRakuten Communications Platformの代理販売に関しても協議する方針である。
ネットワークサービスの変革などに取り組み、革新を加速する方針という。
また、Tech MahindraはRakutenの持分法適用会社で米国のAltiostar Networksの株式をRakutenに譲渡したことも案内している。
Tech Mahindraは完全子会社で米国のTech Mahindra (Americas)がAltiostar Networksの18,518,518株を4,500万米ドル(約47億4,188万円)でRakutenの完全子会社で米国のRakuten USAに譲渡したという。
Rakutenは2019年第2四半期にAltiostar Networksへ出資しているため、Rakutenとしては追加で出資することになる。
2019年第2四半期末の時点でRakutenのAltiostar Networksに対する所有持分比率および議決権比率は50%を超えているが、Rakutenおよびそのグループ会社が重要な意思決定機関である取締役会を支配していないため、Altiostar NetworksはRakutenの子会社に該当しないと判断し、持分法適用会社と位置付けている。
なお、Rakuten Communications PlatformはRakuten Mobileが保有する仮想化モバイルネットワークの構築技術やそれに関連する知見、ネットワーク運用システム、ビジネス支援システム(BSS)、エッジコンピューティング技術や仮想ネットワークの管理方法などを集約させた5Gネットワーク用のクラウドプラットフォームとなり、世界の通信事業者が完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークを構築するためのソリューションとして展開する計画である。
Rakuten Communications Platformを導入した通信事業者は高い水準の機能を迅速かつ容易に利用できるようになるという。
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