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ソフトバンクが4G LTE B42の周波数で5G NRを導入へ、対応基地局が技適通過



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。

スウェーデンのEricsson製の基地局「ERS 4408 B42」および「ERS 3227 B42 AS」が2020年9月28日付けでTelecom Engineering Center (TELEC)を通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。

申請者はEricssonの日本法人であるEricsson Japanである。

いずれも特定無線設備の種別は証明規則第2条第11号の29に規定する特定無線設備で、5G-NR(3.7GHz帯、4.5GHz帯)用基地局に該当する。

そのため、標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定されたNR方式の基地局と考えられる。

いずれも中心周波数が3420MHzおよび3579.99MHzで帯域幅が40MHz幅となり、それぞれSoftBankが第4世代移動通信システム(4G)向けに割当を受けた3.4GHz帯および3.5GHz帯の周波数である。

いずれもLTE方式を導入しており、LTE BandはB42となる。

SoftBankの4G向け周波数に対応したNR方式の基地局が工事設計認証を通過したため、具体的な時期は不明であるが、SoftBankは3.4GHz帯および3.5GHz帯をNR方式に転用する計画と思われる。

NR BandはFR1のn77またはn78を導入できる。

なお、SoftBankは5G向け周波数として割当を受けた3.7GHz帯でNR方式を導入してSoftBank 5Gとして5Gサービスを提供しており、世界で初めてn77を採用した移動体通信事業者となった。

SoftBank 5Gに対応したスマートフォンの多くはn78に非対応でn77に対応するため、少なくともn77を導入する可能性は高いと思われるが、国際ローミングの受け入れなどを考慮してMulti-Frequency Band Indicator (MFBI)技術を適用してn78の導入も十分に考えられる。

総務省 電波利用ホームページ

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