KDDIと沖縄セルラー電話、各機種の3.5GHz帯の5G対応予定を案内
- 2020年12月28日
- KDDI-総合
KDDIおよびKDDIの連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)はau 5G2対応したスマートフォンおよびモバイル無線LANルータで第5世代移動通信システム(5G)の提供エリアを拡大すると発表した。
2020年12月17日より東名阪地域の主要都市などで3.5GHz帯の周波数を使用した5Gの提供を開始しており、au 5Gに対応したスマートフォンおよびモバイル無線LANルータではソフトウェアのアップデートを通じて3.5GHz帯の5Gに対応し、5Gの提供エリアを拡大することになる。
すでに一部のスマートフォンは3.5GHz帯の5Gに対応しており、具体的には米国のApple製のiPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、iPhone 12、iPhone 12 miniでは2020年12月15日、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のGalaxy S20 5G SCG01、Galaxy S20+ 5G SCG02、Galaxy S20+ 5G BTS Edition SCG02、Galaxy S20 Ultra 5G SCG03では2020年12月16日より提供を開始したソフトウェアのアップデートを適用すると3.5GHz帯の5Gを利用できる。
ほかのスマートフォンおよびモバイル無線LANルータに関しては3.5GHz帯の5Gに対応するソフトウェアのアップデートを提供する予定の時期を公表した。
スマートフォンはSony Mobile Communications製のXperia 1 II SOG01およびXperia 5 II SOG02では2021年1月以降にソフトウェアのアップデートの提供を開始し、米国のGoogle製のPixel 5 (G5NZ6)、中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)製のOPPO Find X2 Pro OPG01、Samsung Electronics製のGalaxy Z Flip 5G SCG04、Galaxy Z Fold2 5G SCG05、Galaxy Note20 Ultra 5G SCG06、Galaxy A51 5G SCG07、SHARP製のAQUOS R5G SHG01およびAQUOS zero5G basic DX SHG02、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のMi 10 Lite 5G XIG01、中国のZTE (中興通訊)製のZTE a1 ZTG01ではいずれも2021年2月以降にソフトウェアのアップデートの提供を順次開始する予定である。
モバイル無線LANルータはSHARP製のSpeed Wi-Fi 5G X01 (SHR01)では2021年2月以降にソフトウェアのアップデートの提供を開始する予定と案内している。
各機種の具体的なソフトウェアのアップデートを提供する日時や実施の方法などは準備が整い次第、auの公式ウェブサイトに順次掲載するという。
なお、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは2020年3月26日にau 5GとしてNR方式に準拠した5Gサービスを商用化しており、周波数は当初より総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)から5G向けに割当を受けた周波数を使用してきたが、第4世代移動通信システム(4G)向けの周波数でも5Gを順次導入する計画である。
まずは4G向けの周波数では3.5GHz帯で5Gを導入することになった。
au 5Gにおいて2020年12月17日時点で使用する周波数は3.5GHz帯、3.7GHz帯、4.0GHz帯、28GHz帯で、NR Bandは3.5GHz帯と3.7GHz帯がFR1のn78、4.0GHz帯がFR1のn77、28GHz帯がFR2のn257となる。
FR1はすべての機種が対応するが、n257はGalaxy S20+ 5G SCG02、Galaxy S20+ 5G BTS Edition SCG02、Galaxy S20 Ultra 5G SCG03、Galaxy Note20 Ultra 5G SCG06、Speed Wi-Fi 5G X01 (SHR01)が対応する。
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