Sony Xperia PRO (XQ-AQ62)、サブ6の5Gはアップデートで対応へ
- 2021年01月23日
- Android関連
Sonyの完全子会社であるSony Mobile Communications製のスマートフォン「Sony Xperia PRO (XQ-AQ62)」は第5世代移動通信システム(5G)に関して一部の周波数はソフトウェアのアップデートを通じて対応することが分かった。
Sonyの米国向け公式ウェブサイトにSony Xperia PROの仕様を掲載しており、5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式の周波数であるNR Bandはn2、n5、n66、n260、n261に対応する。
ただ、n2、n5、n66はソフトウェアのアップデートを通じて対応することを案内している。
n2、n5、n66はサブ6GHz帯の周波数であるFR1の範囲で定義されており、n260およびn261はミリ波(mmWave)の周波数であるFR2の範囲で定義されている。
そのため、サブ6GHz帯の5Gはソフトウェアのアップデートを通じて対応することになる。
ソフトウェアのアップデートは発売後に実施すると思われるが、Sony Xperia PROの発売時期やソフトウェアのアップデートの提供時期は発表していない。
n260およびn261は米国の複数の移動体通信事業者(MNO)が導入しており、n260はVerizon Wirelessとして事業を行うCellco Partnership、AT&T Mobility、T-Mobile USA、n261はCellco PartnershipおよびT-Mobile USAが運用しているが、いずれもミリ波の5Gは提供エリアが限定的となっている。
サブ6GHz帯の5Gは米国の移動体通信事業者ではCellco Partnershipがn2、n5、n66、AT&T Mobilityがn5、T-Mobile USAがn41およびn71、United States Cellular Corporationがn71、C Spireとして展開するCellular Southがn41、GCI Communicationがn2、n5、n12、n66、n71を運用している。
Sony Xperia PROで5Gを利用する場合はCellco Partnershipが最も適すると考えられる。
なお、Cellco Partnershipはミリ波の5Gを5G Ultra Wideband、サブ6GHz帯の5Gを5G Nationwideとして整備を進めている。
5G Ultra Widebandは提供エリアが狭いが、最大で800MHz幅の帯域幅を使用して通信速度が4Gbpsを超える超高速通信を実現する。
5G Nationwideは通信速度が第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と大きく変わらないが、米国全土の主要都市から農村部まで提供エリアを拡大している。
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