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ROG Phone 5の一部はインドネシアで製造



台湾のASUSTeK Computer (華碩電脳)はスマートフォン「ROG Phone 5」をインドネシアでも製造することが分かった。

ASUSTeK Computer製のASUS_I005DおよびASUS_I005DCが2021年3月19日付けで米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)の認証を通過した。

連邦通信委員会の認証で公開された資料には製造を担当する工場が記載されており、中国のGuangdong Enok Communication (広東以諾通訊)およびインドネシアのSat Nusapersadaの工場で製造することが判明している。

ASUS_I005DおよびASUS_I005DCはいずれもROG Phone 5の型番に該当する。

そのため、ROG Phone 5は中国およびインドネシアで製造されることになる。

Guangdong Enok Communicationは中国の広東省東莞市、Sat Nusapersadaはインドネシアのリアウ諸島州バタム島で工場を運営している。

いずれも過去にASUSTeK Computerが開発したスマートフォンの製造を担当した実績があり、引き続きROG Phone 5の製造も担当することが分かる。

インドネシアでは国策で国内製造を推進しているため、ASUSTeK Computerを含めた多くのメーカーおよびブランドが基本的にインドネシア向けスマートフォンはインドネシア国内の工場で製造を行う。

ただ、バタム島はほかのインドネシアの地域とは異なり、自由貿易地域に指定されているため、輸出産業を誘致および発展を目的に輸出製品の製造に係る原材料の輸入税や輸出製品の付加価値税および輸出税が免除されている。

そのため、スマートフォンの国内製造を推進するインドネシア政府の政策に呼応するだけではなく、輸出目的のスマートフォンを製造する拠点としても適している。

中国以外の製造拠点を模索するメーカーおよびブランドが少なくない中で、ASUSTeK Computerとしてはインドネシア向けの個体に加えてインドネシア以外で販売する個体も一部はインドネシアで製造することになると思われる。

Sat NusapersadaにはASUSTeK Computerの関係会社が資本および技術の両面で支援しており、インドネシアではスマートフォンをはじめとした携帯端末の製造で実績を有する。

ASUSTeK Computerが筆頭株主で株式の約17%を保有する台湾のPegatron (和碩聯合科技)がSat Nusapersadaの株式の10%を保有するほか、携帯端末などの製造で豊富な実績と知見を有するPegatronは製造技術の支援でも貢献度が高い。

なお、Pegatronは2008年1月にASUSTeK Computerの製造部門を分離して誕生した。

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