台湾でSmartphone for Snapdragon Insidersを発売へ
- 2021年10月28日
- Android関連
台湾のASUSTeK Computer (華碩電脳)はスマートフォン「Smartphone for Snapdragon Insiders (EXP21 Smartphone)」を台湾で発売することが分かった。
台湾向けに運営するASUS Store 台湾に製品ページを開設したため、台湾で販売する計画と考えられる。
発売日は掲載していないが、台湾向けの価格を公開しており、価格は42,990新台湾ドル(約176,000円)に設定されている。
Smartphone for Snapdragon Insidersは米国(アメリカ)のQualcommの完全子会社で同国のQualcomm Technologiesが展開するSnapdragon Insiders向けに開発したハイスペックなスマートフォンである。
ASUSTeK Computerが設計を担当し、販売ではASUSTeK Computerの販路を活用する。
Qualcommは販売する国または地域として日本、米国、中国、韓国、ドイツ、英国(イギリス)、インドを案内しており、台湾は含まれていないが、設計元の本社が所在する台湾でも販売することが決定的となった。
なお、日本、米国、中国、韓国、ドイツ、英国ではすでに販売を開始しており、インドでは2021年中に販売を開始する予定である。
台湾で正規に販売するためには台湾の政府機関で電気通信分野などの規制を司る国家通訊伝播委員会(National Communications Commission:NCC)の認証の取得が必要となっている。
2021年5月27日付けで国家通訊伝播委員会の認証を取得しているため、台湾で正規に販売するために必要な認証はすでに取得したことが分かる。
国家通訊伝播委員会ではモバイルネットワークは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式のFR1がFDDのn1/n3/n7/n8/n28、TDDのn38/n41/n78、FR2がTDDのn257、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式がFDDのB1/B3/B7/B8/B28、TDDのB38/B41、第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式がI/VIII、第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式が900で認証を受けており、国家通訊伝播委員会で認証を受けた周波数が台湾で使用できる周波数となる。
NR方式はサブ6GHz帯のFR1に加えてミリ波(mmWave)のFR2で定義されたn257も使用できる。
n257で国家通訊伝播委員会の認証を取得した最初のスマートフォンであり、台湾ではn257に対応した最初の商用のスマートフォンになると思われる。
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