ノキア製の日本向け5Gルータ5G13-12W-AがWi-Fi認証を通過
- 2021年11月09日
- Local 5G
フィンランドのNokia製のNR/LTE端末「5G13-12W-A」が2021年9月30日付けでWi-Fi Allianceの認証を通過した。
Wi-Fi AllianceではWi-Fi CERTIFIED 6/a/b/g/n/acプログラムで認定を受けている。
無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac/axに対応することが分かる。
また、無線LANの周波数は2.4GHz帯および5GHz帯を利用できる。
5G13-12W-AはNokia FastMile 5G Gateway 3.2 Japanese modelとして発表されている。
第5世代移動通信システム(5G)に対応した日本向けの据置型無線LANルータである。
日本のローカル5G向けに設計および開発しており、主にローカル5Gを導入する事業者で採用されることを想定している。
チップセットはMediaTek T750 (MT6890)を搭載し、CPUはクアッドコアとなっている。
通信方式はNR (FR1, TDD) n41/n79, LTE (TDD) B41に対応する。
5GのNR方式はスタンドアローン(SA)構成のOption 2およびノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3に対応したデュアルモード5Gとなる。
TDDの準同期運用に対応するほか、下りのキャリアアグリゲーション(CA)、256QAM、4×4 MIMO、上りの256QAMも利用できる。
下りのCAは最大で2搬送波まで対応しており、帯域幅は最大で200MHz幅となっている。
SIMカードは物理的なNano SIM (4FF)サイズのSIMカードおよびeSIMに対応している。
日本では2022年1月に発売する予定である。
なお、Nokiaは2014年4月25日に端末事業を米国(アメリカ)のMicrosoftに売却して端末事業から撤退したが、5Gの時代には端末事業を限定的に再開しており、据置型無線LANルータの開発および販売を行う。
Nokiaの日本向け端末は2008年11月28日にSoftBankが発売したNokia N82以来で約13年ぶりとなる。
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