楽天モバイル、新型フェムトセルRakuten Casa6を準備中
- 2021年11月09日
- Rakuten-総合
韓国のQucell Networks製の無線LANルータ「QC-110JW」が2021年11月4日付けでWi-Fi Allianceの認証を通過した。
Wi-Fi AllianceではWi-Fi CERTIFIED 6/a/b/g/n/acプログラムで認定を受けている。
そのため、無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac/axに対応する。
無線LANの周波数は2.4GHz帯および5GHz帯を利用できる。
認証ページではQC-110JWに関する情報の一部が掲載されており、製品名はRakuten Casa6となっている。
これまでに、Rakuten Mobile (楽天モバイル)が移動体通信事業者(MNO)として展開する携帯通信事業でフェムトセルのRakuten Casaを提供していることが分かっている。
Rakuten Casa6は製品名から新型のフェムトセルとして準備していると思われる。
フェムトセルは主に住宅を中心とした屋内向けの低出力な小型携帯電話基地局である。
Rakuten Casaは小型携帯電話基地局としての機能のほかに無線LANルータとしての機能も備える。
Rakuten Casa6はAccess Point for Home or Small Office (Wireless Router)のカテゴリでWi-Fi Allianceの認証を通過したため、Rakuten Casaと同様に無線LANルータの機能も有するフェムトセルになると予想できる。
Rakuten Casa6はRakuten Casaと比較して新たにWi-Fi 6にも対応したため、Wi-Fi 6への対応を製品名に反映した可能性がある。
Rakuten Casaは製造元が台湾のSercomm Corporation (中磊電子)であるが、Rakuten Casa6は製造元がQucell Networksとなる。
Qucell Networksは韓国に本社が所在し、第4世代移動通信システム(4G)や第5世代移動通信システム(5G)に対応したスモールセルなど小型基地局が主力製品となっている。
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