マルタのGOが5Gを商用化、マルタのMNO全社が5Gを導入
- 2021年12月20日
- 海外携帯電話
マルタの移動体通信事業者(MNO)であるGOは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2021年12月15日より5Gの提供を開始している。
まずはマルタ島のセントジュリアンズおよびスリマが5Gの提供エリアとなる。
2023年12月末までにマルタ全土に5Gの提供エリアを拡大する予定である。
ポストペイド向け料金プランが自動で5Gに対応しており、対象の料金プランの加入者は5Gを利用するための手続きや追加料金は必要ない。
5Gを商用化した時点では中国のOnePlus Technology (Shenzhen) (深圳市万普拉斯科技)製および中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のスマートフォンで5Gを利用できる。
5Gを利用できる携帯端末は限定的であるが、携帯端末メーカーと調整して順次追加する計画である。
5Gの無線方式としてNR方式を導入しており、無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用している。
周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯を使用し、NR BandはFR1のn78となる。
3.5GHz帯の使用権は2021年10月25日から15年間にわたり有効で、具体的な周波数範囲と帯域幅は3700~3800MHzの100MHz幅となっている。
5Gの通信設備はフィンランドのNokia Solutions and Networksより調達している。
第3世代移動通信システム(3G)を商用化した2007年からNokia Solutions and Networksを採用しており、5Gでも引き続き協力する。
これまでに、マルタでは2社の移動体通信事業者がスウェーデンのEricssonより通信設備を調達して5Gを導入した。
そのため、GOはマルタの移動体通信事業者としては3番目に5Gを導入しており、Nokia Solutions and Networksの通信設備を使用した5Gはマルタで初めてとなる。
マルタの移動体通信事業者は3社であるため、マルタの移動体通信事業者は全社が5Gを商用化したことになる。
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