NTTドコモがアラスカ州の国際ローミングで3Gを終了へ、音声通話はVoLTEに
- 2022年01月27日
- docomo-総合
NTT DOCOMOは国際ローミングのWORLD WINGに関して米国(アメリカ)のアラスカ州で第3世代移動通信システム(3G)の提供を終了することが分かった。
公式ウェブサイトでWORLD WINGに関する情報を掲載しており、アラスカ州の情報も確認することができる。
アラスカ州では2022年2月22日をもって3Gネットワークのサービスを終了し、2022年2月23日以降はLTEネットワークに対応した携帯電話以外では利用できないと案内している。
アラスカ州で国際ローミングの対象となる移動体通信事業者(MNO)はAT&T MobilityおよびVerizon Wirelessとして携帯通信事業を展開するCellco Partnershipの2社である。
AT&T Mobilityでは第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式および3GのW-CDMA方式、Cellco PartnershipではLTE方式を利用できる。
アラスカ州の国際ローミングではCellco Partnershipは3Gを提供しておらず、唯一の3Gを提供する移動体通信事業者であるAT&T Mobilityが3Gの運用を終了するため、完全に3Gの利用が不可となる。
すでに第2世代移動通信システム(2G)は提供していないため、3Gの提供の終了に伴い2022年2月23日以降はアラスカ州ではAT&T MobilityおよびCellco Partnershipともに国際ローミングは4Gに限り提供する。
そのため、NTT DOCOMOはLTEネットワークに対応した携帯電話以外では利用できないと案内することになった。
音声通話に関してはLTE方式で高音質な音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)を利用できる。
一部の携帯電話ではアラスカ州の国際ローミングでVoLTEを利用するためにソフトウェアのアップデートが必要となる。
アラスカ州の国際ローミングでVoLTEを利用する予定がある場合は事前に確認することを推奨したい。
なお、アラスカ州以外の米国および米国の海外領土では対象の移動体通信事業者などの国際ローミングの条件がアラスカ州とは異なることに留意しておきたい。
詳細な情報はNTT DOCOMOの公式ウェブサイトで確認できる。
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