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ジンバブエの携帯電話事業者Telecelが復旧



ジンバブエの移動体通信事業者(MNO)であるTelecel Zimbabweはネットワークが復旧したことを発表した。

Telecel Zimbabweのモバイルネットワークでは2022年1月27日から音声通話およびデータ通信などを利用できない事象が発生していた。

2022年2月3日の夕方までに復旧したことを案内しており、平常通りに携帯通信サービスの提供を再開したという。

2022年1月30日には初めて公式に声明を発出して技術部門が可能な限り早期に復旧できるよう取り組んでいると説明していたが、最終的に復旧まで1週間以上を要することになった。

音声通話およびデータ通信などを利用できない事象の原因は2022年2月2日に公表しており、移動体交換機(MSC)のソフトウェアで使用されている証明書の有効期限切れが原因で、ベンダである中国のHuawei Technologies (華為技術)と緊密に連携して復旧に努めると説明していた。

2022年2月2日の夕方までには証明書を更新したが、更新後も規制していたため、音声通話およびデータ通信などを利用できない事象が続いた。

約1週間と長期にわたる携帯通信サービスの停止を受けて撤退の予想も伝えられたが、携帯通信事業を継続する方針を明確化した。

Telecel Zimbabweはジンバブエの政府機関で電気通信分野などの行政を担当する情報通信技術郵便国際宅配役務省(Ministry of Information Communication Technology, Postal and Courier Services:MICTPCS)が完全所有する同国のZARNetが株式の60%を所有する国有の移動体通信事業者となっている。

Telecel Zimbabweは経営状況が厳しく、これまでに第2世代移動通信システム(2G)、第3世代移動通信システム(3G)、第4世代移動通信システム(4G)を導入したが、財政的な問題を抱える中で多くの基地局の稼働を停止することになった。

ジンバブエの厳しい経済環境および電力事情などを理由にカバレッジの縮小を余儀なくされており、特に3Gおよび4Gのエリアは限定的で顧客離れが加速した。

加入件数は最大で2012年に250万件以上にも達していたが、2021年第3四半期末には582,570件と60万件を下回る水準まで減少しており、占有率は5%未満となった。

10年弱で加入件数は70%以上も減少したことになる。

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