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タイのdtacが2021年通期の業績を発表



タイのTotal Access Communicationは2021年通期の業績を発表した。

2021年12月31日に終了した12ヶ月間となる2021年通期の連結売上高は前年同期比3.2%増の813億2,000万タイバーツ(約2,805億1,114万円)、親会社の所有者に帰属する当期純利益は前年同期比34.3%減の33億5,600万タイバーツ(約115億7,081万円)となった。

営業費の上昇が業績に影響を与えたと説明している。

営業費のうちタイの移動体通信事業者(MNO)であるNational Telecomと締結したローミング協定に基づく国内ローミング料などが前年同期比18.7%増、700MHz帯の周波数使用料などが前年同期比8.2%増で、いずれも業績に影響を与えた。

業績の発表に伴い連結売上高の内訳も公表した。

音声通話およびデータ通信の提供は連結子会社でタイの移動体通信事業者であるdtac TriNetを通じて提供している。

dtac TriNetは移動体通信事業者として携帯通信事業を展開しており、dtac TriNetが携帯通信事業の事業会社で免許人となる。

なお、dtac TriNetに対する持分比率は99.99%となっている。

2021年12月31日時点の事業データも公表している。

携帯通信サービスの加入件数は前年同期比3.7%増の1,956万1,000件となった。

加入件数のうちポストペイド回線は前年同期比1.3%増の618万6,000件で31.6%、プリペイド回線は前年同期比4.9%増の1,337万5,000件で68.4%を占めた。

2021年通期のタイバーツ(THB)ベースのARPUはポストペイド回線が前年同期比4.3%減の509タイバーツ(約1,756円)、プリペイド回線が前年同期比3.5%減の127タイバーツ(約438円)、総合が前年同期比3.5%減の250タイバーツ(約862円)である。

2021年通期のMOUは前年同期比7.6%減の109分で、音声通話の需要は低下していることが分かる。

dtac TriNetは2021年通期の期間は700MHz帯の展開を強化しており、2021年12月31日までに700MHz帯に対応した基地局は12,750局に達した。

700MHz帯ではタイ全土で第4世代移動通信システム(4G)を整備しているが、一部の地域では第5世代移動通信システム(5G)も導入している。

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