マレーシアのDigiが2021年通期の業績を発表
- 2022年02月06日
- 海外携帯電話
ノルウェーのTelenorの連結子会社でマレーシアのDigiは2021年通期の業績を発表した。
2021年12月31日に終了した12ヶ月間となる2021年通期の連結売上高は前年同期比3.0%増の63億3,600万マレーシアリンギット(約1,730億8,309万円)、当期純利益は前年同期比4.8%減の11億6,200万マレーシアリンギット(約317億4,283万円)となった。
連結売上高の事業別の内訳も公表しており、ポストペイド回線の携帯通信サービスが39.5%、プリペイド回線の携帯通信サービスが40.3%、デジタルサービスが4.5%、端末の販売およびその他の合計が17.5%を占めた。
携帯通信サービスはすべての支払方式の合計で79.8%に達しており、Digiにとって最大の規模を有する事業となっている。
Digiは完全子会社でマレーシアの移動体通信事業者(MNO)であるDigi Telecommunicationsを通じて携帯通信サービスをはじめとする携帯通信事業を行う。
2021年12月31日時点の事業データも公表している。
携帯通信サービスの加入件数は前年同期比1.2%減の1,031万8,000件となった。
加入件数のうちポストペイド回線は前年同期比8.3%増の329万7,000件で32.0%、プリペイド回線は前年同期比5.1%減の702万1,000件で68.0%を占めた。
スマートフォンの普及率は前年同期比5.4ポイント増の92.0%、データ通信の加入率は前年同期比4.6ポイント増の87.3%に達した。
4Gとして展開するLTE方式の人口カバー率は前年同期比1.5ポイント増の93.1%、4G Plusとして展開するLTE-Advanced方式の人口カバー率は前年同期比1.1ポイント増の75.9%となった。
2021年12月31日に終了した3ヶ月間となる2021年第4四半期に限定したマレーシアリンギット(MYR)ベースのARPUはポストペイド回線が前年同期比6.1%減の62マレーシアリンギット(約1,693円)、プリペイド回線が前年同期比2.2%増の33マレーシアリンギット(約901円)、総合が前年同期比0.5%増の42マレーシアリンギット(約1,147円)である。
2021年第4四半期に限定した端末の販売台数は前年同期比14.7%増の15万5,000台となっている。
なお、Digi Telecommunicationsはマレーシアの移動体通信事業者であるCelcom Axiataと合併することで合意に達した。
2022年第2四半期までにCelcom Digiとして事業を開始する計画である。
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