米Verizon向けスマホSHARP Rouvo Vを準備中
- 2022年05月08日
- Android関連
台湾のFIH (富智康國際)は米国(アメリカ)の移動体通信事業者(MNO)でVerizon Wirelessとして携帯通信事業を展開するCellco Partnership向けにスマートフォン「SHARP Rouvo V」を準備していることが分かった。
2022年4月4日付けでBluetooth SIGの認証を通過し、その存在とBluetooth 5.3に対応することが判明している。
また、Bluetooth SIGの認証では型番をSTTM21VAPPと記載しており、すでに同一の型番が2022年3月24日と2022年3月28日付けで米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を通過したことも確認できる。
FCCでは携帯通信網はLTE (FDD) B2/B4/B5/ B12/B13/B66で通過しており、ほかにBluetoothや無線LANの周波数でも認証を受けている。
無線LANの周波数は2.4GHz帯と5GHz帯で認証を受けており、無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応する。
電池パックは中国のZhongshan Tianmao Battery (中山天貿電池)が製造したリチウムイオン電池のHE401を採用し、容量は3500mAhとなっている。
FIHが開発を担当したAT&T Motivate 2 (EA211002)とCricket Icon 3 (EC211002)と共通の電池パックで、それぞれ米国のAT&Tの子会社で米国の移動体通信事業者であるAT&T Mobility、AT&Tの子会社で米国の仮想移動体通信事業者(MVNO)であるCricket Wireless向けに開発した。
本体の製造国はベトナムで、すでに米国のWalmartには製品ページが存在しており、仕様の一部が判明している。
ディスプレイは約6.5インチで、リアに約800万画素、フロントに約500万画素のカメラを備える。
システムメモリの容量は3GBで、内蔵ストレージの容量は32GBである。
Verizon Wirelessのプリペイド向けラインナップとして取り扱い、販売価格は99米ドル(約13,000円)に設定されている。
Bluetooth SIGでは申請者がSHARPであるが、FCCではFIHが申請者として機能しており、SHARPの商標を使用すると記載しているため、実際はFIHが開発を担当すると考えられる。
FIHは台湾のHon Hai Precision Industry (鴻海精密工業)の子会社で、英領ケイマン諸島のFIH Mobile (富智康集団)を通じて所有している。
SHARPは台湾の会計基準ではHon Hai Precision Industryの関連会社となる。
スポンサーリンク